未経験の方が仕事の内容がイメージしやすいように、乗組員の一日を例にご説明いたします。
一日の勤務時間
今回ご紹介する無線部は通信長一人の部署のため、執務時間が非常に変則的です。また海域によって通信相手となる海岸局(陸上の無線局)が変わり、海岸局ごとに決められている通信時間が違うため、海域によっても執務時間が変わります。
海域ごとに通信時間が異なるため、通信長については就業規則では一日の勤務時間を定めていません。
実際の一日の流れ
下の例はある海域での通信長の一日の例です。
00:00~05:30
睡眠
05:30
起床
05:40~06:00
執務の為、無線室へ


06:00
執務開始
朝の気象情報を受信しつつ、休憩時間中に自動受信した天気図をとりまとめ
06:40
朝食の為、執務中断 食堂へ
06:40~07:00
朝食
07:00
執務の為、無線室に戻る


07:00
執務再開
取りまとめた気象情報をブリッジに提出
海岸局、他の船舶などの通信を聴取し、情報があれば随時ブリッジに提出
11:40
午前の執務終了
11:40~12:00
昼食
12:00~14:40
食後休憩
この時間に仮眠をとる人も


14:40 午後の執務開始
海岸局、漁船などの通信を聴取し、情報があれば随時ブリッジに提出
16:40
夕食の為、執務中断 食堂へ
16:40~17:00
夕食
17:00~18:00
食後休憩


18:00 執務再開
夕方の気象情報を受信しつつ、休憩時間中に自動受信した天気図をとりまとめ
取りまとめた気象情報をブリッジに提出
19:30 執務終了
19:30~22:00
入浴、その後、休憩時間
22:00~
翌日の当直に備えて就寝
